英語以外の書類の翻訳要件を1通ずつ確認する。書類ごとに違うことがあるため
「書類は翻訳が必要」と聞くとひと言で済む話のようですが、実際にはいくつもの異なる要件であり、しかも書類の種類によって変わることがあります。1通ずつ確認するほうが、まとめて「翻訳は必要ですか」と聞くよりずっと役に立ちます。
3つの別々のもの
翻訳は、内容を英語に直すことです。認証は通常、何らかの資格を持つ人または機関が、訳文が正確であると証明することを指します。公証は、さらに別の段階の手続きです。
学区はこのうち1つだけを求めることもあれば、書類によって違う要件を設けていることもあります。たとえば成績証明書は一般的な翻訳で受け付けるが、身元に関する書類にはより厳格な形式を求める、といった具合です。ですから、すべてを同じ基準で処理することはできません。
項目ごとの確認表を作る
手元にある英語以外の書類をすべて書き出し、1通ごとに次の欄を埋めます。頭の中で覚えておくより、この表のほうが確実です。
- 書類の名称
- 翻訳は必要か
- 翻訳者に資格の要件はあるか
- 追加の認証または公証は必要か
- 原文を添付する必要はあるか
- 現在の状態(未着手/進行中/完了)
学校が英文版を直接発行できる書類もある
お金を払って翻訳する前に、まずひと言聞いてみてください。元の発行機関が英文版を直接発行できないか、ということです。学校の成績証明書、在学証明書、医療機関の予防接種記録などは、できるものが多くあります。
発行元の機関が直接出した英文版は、通常、あとから翻訳したものより受け入れられやすく、翻訳と認証の費用と時間も省けます。この一歩は先に聞いておく価値があります。
母国で済ませるほうがスムーズ
翻訳と認証の手続きは、通常、書類の発行国で行うほうがスムーズです。機関が現地にあり、手続きに慣れていて、原本を国際郵送する必要も、時差に対処する必要もないからです。
ですから理想的な順番は、まず学区の要件を確定し、そのうえで出発前にまとめて済ませることです。そして要件を確定するには先に学区に連絡しなければなりません。学区を調べることをいちばん先に置くべき理由はここにもあります。
当サイト(ビザサイト)には、英語以外の書類はいつ翻訳が必要で、どの程度まで翻訳するのかについての別の記事があります。学校以外の機関からも求められますが、基準は同じとは限りません。
翻訳者と日付の記録を残す
あとで追加の書類や説明を求められた場合、その訳文を誰が、いつ作成したのかを知っている必要があります。ですから訳文を受け取ったときに、ついでに控えておきます。
また、翻訳文も原本と一緒にスキャンして保存しておきます。当サイトには、入学手続きの書類のスキャンとバックアップについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、翻訳の要件をどう洗い出し、どう問い合わせるかです。いかなる学区や機関の具体的な規定も述べておらず、法律上の助言でもありません。実際の要件は、入学先の学区の正式な説明が基準です。
ポイント
「翻訳が必要」というのは実際にはいくつもの異なる要件であり、しかも書類の種類によって変わることがあります。項目ごとの確認表を作り、1通ずつ聞きます。学校が英文版を直接発行できる書類もあり、そのほうが翻訳より手間がかかりません。母国で済ませるほうが通常はスムーズです。翻訳者と日付の記録を残しておきます。