時間があまりなくても、学校の保護者参加の窓口を知っておく
学校の活動への参加は、「時間のある人がすること」のように聞こえます。しかし渡米したばかりの家庭にとっては、実は情報を得て関係を築く一番の近道であり、年に数時間で済む形もあります。
参加の本当の収穫は情報
学校には、公式のお知らせには載らないことがたくさんあります。どの放課後プログラムが申し込みやすいか、どの先生がどんな子どもに合うか、夏休みにどんな活動があるか、どの家庭が近所で送り迎えを助け合えるか、といったことです。
これらはすべて保護者の間で伝わる情報です。そして活動への参加は、その情報の輪に入る最も自然な方法です。駐車場で誰かに話しかけようとするより、ずっと簡単です。
よくある形と関わりの度合い
どれも決まった時間が必要というわけではなく、自分の状況に合わせて選べます。
- 保護者組織の一般会員:たいていは名簿に加わってメールを受け取るだけで、ほとんど時間を取られません
- 単発の行事のボランティア:学校のお祭り、運動会、図書館の整理など、一回数時間
- 教室での手伝い:定期的にクラスに入って手伝うもので、通常は事前の申請が必要です
- 校外学習の付き添い:一学期に一、二回
- 委員会や役員:関わりは最も大きいものの、意思決定に最も近い立場です
単発の行事から始めるのが一番簡単
言葉にまだ慣れている途中で、環境にもなじみのない保護者にとって、単発の行事のボランティアは最も敷居の低い出発点です。はっきりした役目があり、時間の区切りがあり、しかも雑談するより作業をするほうが自然です。
それに、そうした場で知り合った人とは、その後校門で会えばあいさつを交わすようになります。それが関係の始まりです。自己紹介をし合う集まりに出るより、ずっと効果があります。
事前の手続きが必要なものもある
児童・生徒と直接接する形の参加(教室での手伝い、校外学習の付き添い)では、多くの学校が、バックグラウンドチェック(身元確認)などの手続きを事前に済ませることを求めており、それには時間がかかります。
そのため、この種の参加を考えているなら、学年の初めのうちに、何の手続きが必要で、どのくらいかかるのかを確認しておきます。行事が近づいてから尋ねても、たいてい間に合いません。
言葉は壁ではない
英語が十分に流暢でないからと参加しない保護者は多いのですが、実際には、ボランティアの仕事の大半に流暢な英語は必要ありません。物を運ぶ、配る、ブースの番をする、片づける、といった体を動かす作業が中心です。
それに、参加すること自体が練習の場になります。家でうまく話せないことを心配しているより、具体的な役目のある場で口を開くほうがずっと簡単です。当サイトには、保護者面談の日程を控えて、必ず出席することについての別の記事があります。
当サイトには、学校に入って手伝う保護者の多くは、まず一度審査を通る必要があることについての別の記事があります。参加したいなら、その手続きは学年の初めに済ませておく必要があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、自分で調べられる参加の窓口です。特定の学校の実際の規定を説明するものではなく、いずれの学校を代表するものでもありません。
ポイント
参加の本当の収穫は情報と関係であって、どれだけ時間を割いたかではありません。年に数時間で済む形もあります。単発の行事から始めるのが一番簡単です。事前のバックグラウンドチェックの手続きが必要なものもあるので、早めに済ませます。言葉が流暢でないことは壁ではありません。