新学期の前に通学路を実際に歩く——日中と下校時間に1回ずつ
これは1時間もかかりませんが、2つの問題を同時に解決します。あなたは経路が安全かどうかを確かめられ、子どもは初日の不安が和らぎます。2つ目のほうが、1つ目より価値が大きいことが多いものです。
歩くのは「家から学校まで」だけではない
経路全体はいくつかの区間からなり、問題はそのつなぎ目で起きることがよくあります。
- 家からスクールバスの停留所まで(スクールバスを利用する場合)
- 家から学校まで(徒歩または自転車の場合)
- 駐車する場所や車から降りる場所から校門まで
- 校門から子どもの教室まで。初日の朝はこの区間がいちばん迷いやすい
- 下校時の集合場所はどこか
下校時間にもう一度歩く
午前と午後とでは、学校の周りはまるで別の状況です。下校時の車の流れ、保護者の一時停車、スクールバスの動線によって、同じ道がまったく違うものになります。
車で送り迎えをするつもりなら、下校時間に一度歩いておくことがとくに重要です。どの方向から入るべきか、どこで待つべきか、外で渋滞にはまらないためには何分早く着けばよいかが分かります。
徒歩や自転車の場合に気をつける場所
米国の住宅地の道路の設計は多くの国と異なり、歩行者にやさしくない場所もあります。実際に歩いてみて初めて分かります。
- 歩道は途切れずに続いていますか。途中でなくなりませんか。
- どの交差点を渡る必要がありますか。信号や横断の見守り役はいますか。
- 交差点の見通しはよいですか。駐車中の車や植え込みで遮られていませんか。
- 避けて回ったほうがよい区間はありますか。
- 冬や雨の日には、この道はどのようになりますか。
子どもに道案内をさせる
2回目に歩くときは、子どもに前を歩かせて道案内をさせます。そうする意味は、道を覚えていられることを本人に確かめさせる点にあります。
環境が変わったばかりの子どもにとって、「道を知っている」ということは、その時点で自分の手に収められる数少ないことのひとつであり、それが初日の不安を実際に和らげます。
ついでにいくつかのことを決めておく
歩きながら、「もし……だったらどうする」ということを、起きるまで待たずに、いくつかはっきりさせておくことができます。
たとえば、下校のときに私の姿が見えなかったら、どこで待ちますか。雨が降っていたらどうしますか。スクールバスに乗り遅れたらどうしますか。知らない人に話しかけられたらどうしますか。道を歩きながら話すほうが、家で座って言い聞かせるより覚えやすくなります。子どもにはその場所が見えているからです。当サイトには、用紙を埋めることではなく、緊急連絡先に誰を書くかをよく考えることについての別の記事があります。当サイト(車のサイト)には、ほかの家庭と交代で子どもを乗せるとき、当番表より大切な、先に決めておくいくつかのことについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、自分で一度歩いてみて記録しておくというやり方です。どの経路やどの地域が安全かどうかも評価せず、交通や子どもの安全に関する助言も一切提供せず、どの子どもが一人で通学するのに適しているかどうかも判断しません。関連する懸念は、学校と地域の関係機関に確認してください。
ポイント
日中に一度歩き、下校時間にもう一度歩きます。それこそが、子どもが実際に出くわす人の流れと車の流れだからです。子どもに道案内をさせましょう。本人が覚えている経路こそが、本人が実際に歩く経路です。歩きながら、どこで待つか、何かあったら誰のところへ行くかを決めておきます。