学校の視力・聴力スクリーニングを理解する:あれはあくまでスクリーニング
スクリーニングの目的は「さらに確認する価値のある対象」を見つけることであり、問題があるかどうかを判断することではありません。この点を押さえておけば、通知を受け取ったときの反応はずっと落ち着いたものになります。
スクリーニングは検査とは違う
スクリーニングは、短時間で行う標準化された最初のふるい分けで、さらに詳しい評価が必要かもしれない子どもを拾い上げることが目的です。診断は行わず、原因も教えてくれません。
ですから、要フォローアップの印がついたというのは「詳しい検査を受けることを勧めます」という意味であり、「問題があると確認された」という意味ではありません。逆に、スクリーニングを通過しても、完全に問題なしと言い切れるわけではありません。自分で何か気づいたことがあれば、やはり専門職に診てもらう価値があります。
まず学校の予定を確認する
やり方は学区によって違います。次の質問は、新学期の時期にまとめて聞くとよいでしょう。
- どのスクリーニングを行いますか。それぞれ何年生で行いますか。
- だいたいいつごろ行いますか。
- 結果は保護者にどのように通知されますか。どのくらいで届きますか。
- 保護者の事前の同意は必要ですか。
- 最近、母国で検査を受けたばかりの場合、その結果を提出する必要はありますか。
国をまたいで引っ越した子どもは誤って判定されやすい
到着したばかりの子どもは、スクリーニングのときに、指示が聞き取れない、緊張している、手順に慣れていないといった理由で、実際の状態より悪い結果が出ることがあります。言葉がまだ追いついていない時期には、とくに起こりやすいことです。
ですから、結果が意外だった場合は、まず学校に尋ねてみてください。スクリーニングのときのやり取りはどのように行われましたか。言語面のサポートはありましたか。必要であれば、やり直しを依頼することもできます。これは、よくある妨げの要因をひとつ取り除くためです。
印がついたあとの対応
流れ自体はごく単純です。大事なのは、先延ばしにしないこと、そして自分で解釈しないことです。
- 学校からの通知を持って、資格のある専門職に詳しい検査の予約を入れる
- 学校に結果を返す必要があるか、期限があるかを確認する
- 検査の結果、学校で何らかの調整が必要になった場合は、正式な届け出の手順を踏む
- 結果を保管しておく。あとで転校や引っ越しのときに使うことになる
母国で受けた検査は、持参して先に尋ねる
子どもが最近、母国で視力や聴力の詳しい検査を受けている場合、その記録は持っておき、新学期の時期に自分から提示する価値があります。学校が背景を把握する助けになるかもしれませんし、結果に印がついたときに比較の基準になる可能性もあります。
ただし、学校がそれを必要とするか、どのような形式で必要とするかを先に尋ねてください。どこで作成された記録でも受け付ける学校もあれば、特定の書式や英語版を求める学校もあります。当サイトには、英語以外の書類の翻訳要件を1通ずつ確認することについての別の記事があります。
ここでの要点はひとつだけです。手元にあるものは、使わずに置いておくより、まずひとこと尋ねたほうがよい、ということです。そして尋ねる時期は、印がついたあとではなく新学期の時期です。当サイトには、子どもの歯と視力について、学校のスクリーニングとは別に自分で予約しておくものについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、スクリーニングの性質と事務的な流れです。医療上の助言は一切提供せず、結果の読み取りも行わず、検査や処置の方法についても論じません。関連する判断は資格のある医療専門職にご相談ください。学校の実際の予定は、学校の説明が基準です。
ポイント
スクリーニングは、さらに確認する価値のある対象を見つけるものであり、問題があるかどうかを判断するものではありません。国をまたいで引っ越した子どもは、言葉や指示に慣れていないため、誤って印がつきやすくなります。印がついたあとは学校が示す手順に従い、母国で受けた検査は持参したうえで、必要かどうかを先に尋ねましょう。