入国に使う書類はすべて機内持ち込みに。1部も預け荷物に入れない
このルールに例外はありません。理由は単純です。預け荷物はあなたと同時に着くとは限りませんが、入国審査は必ずあなたが到着したその場で行われます。
乗り継ぎが最大のリスク
荷物の遅延は、乗り継ぎのある旅程ではかなりよく起こります。特に乗り継ぎ時間が短い場合や、異なる航空会社をまたぐ場合です。そして留学生の旅程は、その両方に当てはまることが多いのです。
遅れた荷物はたいてい1〜2日のうちに届きます。衣類ならそれで問題ありませんが、入国審査にとっては、その時点はもう過ぎてしまっています。
身につけておくべき書類
書類は独立した1つのフォルダーに入れ、衣類や小物に紛れ込ませないようにします。取り出す必要があるのはたいていカウンターの前で、探し回る余裕はありません。
- パスポート(ビザのページを含む)
- 入学関連の書類の原本
- 合格通知
- 滞在先の証明または住所の情報
- 資金証明
- 帰りの便またはその後の旅程の情報(ある場合)
電子ファイルは原本の代わりにならない
携帯にスキャンデータがあるのはよい予備ですが、原本の代わりになるとは考えないでください。審査の際に現物を見せる必要がある書類もありますし、長時間のフライトの後では、携帯の電池切れや圏外も珍しくありません。
ですから正しい組み合わせは、原本を身につけ、電子ファイルは別に備えておくことです。両者は互いを補うもので、代わりになるものではありません。
実際の整理方法の一例
透明なフォルダーを1つ使い、書類を「必ず求められるもの」と「求められる可能性があるもの」に分けて前後2つの束にします。前の束にはパスポートと入学書類、後ろには資金証明と滞在先の証明を入れます。
こうしておけば、カウンターの前では前の束を抜き出すだけで済み、さらに尋ねられたときに後ろを開けばよくなります。ささいなことに見えますが、行列、時差、緊張の中では、探す手間を減らすことがそのままミスを減らすことになります。
搭乗の前夜に、フォルダーを一通り確認する
出発当日には確認する時間がないので、前の晩に行います。リストを取り出して1部ずつ照らし合わせ、どれも「スーツケースのどこかにあるはず」ではなく、フォルダーの中にあることを確認します。
照らし合わせたら、束全体の写真を1枚撮ります。この写真があれば、後で「結局何を持ってきたのか」と思ったどの場面でも、記憶をたどらずに済みます。当サイトには、重要書類は3部用意すること、クラウドに1部、USBメモリに1部、紙で1部についての別の記事があります。
家族全員で渡航する場合は、各自の書類をそれぞれ自分で持ち、1人のかばんにまとめないようにします。理由は単純です。人と荷物は離ればなれになることがあり、人と人も乗り継ぎのときにはぐれることがあります。
この記事の範囲
この記事で扱っているのは、書類の携行とバックアップの習慣です。入国に必要な書類のリストを挙げるものではなく、入国の手続きや規定を述べるものでもなく、法律上または移民に関する助言でもありません。具体的な問題は、あなたの学校の留学生オフィスと所管機関の正式な説明を基準にし、必要に応じて資格のある専門家に相談してください。
ポイント
預け荷物はあなたと同時に着くとは限りませんが、入国審査は必ずあなたが到着したその場で行われます。これに例外はありません。乗り継ぎが最大のリスクです。電子ファイルは備えておいてかまいませんが、原本の代わりにはなりません。