その後の流れを左右する家庭言語調査票は事実どおりに記入する
入学手続きのときに、家庭でどの言語を使っているかを尋ねる用紙があります。型どおりの統計のように見えますが、実際には振り分けの入口です。あなたの回答によって、学校がその先さらに詳しく状況を把握しようとするかどうかが決まります。
これは手続きの出発点
この用紙の役割は、言語面のサポートが必要かもしれない子どもを学校が把握できるようにすることです。記入内容から家庭で英語以外の言語が使われていることが分かると、学校は通常、続けてさらに詳しい聞き取りや評価を手配します。
言い換えれば、これは引き金となる条件です。記入したあとに何が起こるかは、何を記入したかに直接結びついています。
よくある迷い
回答を少し控えめに書いておこうと考える保護者もいます。子どもが分類されたり、特別扱いされたり、主流とは別のクラスに入れられたりすることを心配するからです。この懸念はよくあるもので、理解もできます。
しかし、そうした場合に実際に起こるのは、子どもが本来受けられたはずのサポートを受けられず、最も助けが必要な最初の1年を一人で持ちこたえることになりかねない、ということです。しかも学校は、事情を知らないまま、言葉が原因の困難を別の原因によるものと誤解するおそれがあります。
加えて、これは正式な書類です。記入内容が実際の状況と食い違っていると、あとで分かったときに対応しなければならないことが、いっそう面倒になります。
事実どおりに書くことは、選ぶ権利を手放すことではない
事実どおりに記入した結果は「学校がさらに詳しく把握する」ことであり、「子どもがすぐに決まった配置に入れられる」ことではありません。その間には、評価、説明、そして保護者とのやり取りという段階があります。
ですから正しい順序は、事実どおりに記入し、そのあとの段階で自分の疑問や考えを伝えることです。最初の一歩で道を閉ざしてしまうことではありません。
記入したあとに聞けること
用紙を提出するときに、この先何が起こるのかをあわせて聞いておけば、受け身でただ待つ状態にならずに済みます。
- この先どのような手続きがありますか。だいたいいつごろですか。
- 評価はどのような形式ですか。こちらで準備するものはありますか。
- 結果はどのように知らせてもらえますか。
- 結果に疑問がある場合、誰と話し合えますか。
- この用紙は、あとで更新する必要がありますか。
この用紙がその先つながっていくこと
用紙を提出したあとに起こることには、決まったいくつかの段階があります。学校が評価を手配するかもしれないこと、サポートの方法を決めること、そしてその後どのように終了するか、です。これらの段階があることは、先に知っておく価値があります。
以下の各記事が、それぞれの段階にあたります。先に目を通しておけば、用紙を記入するときに、自分が何を決めているのかが分かりやすくなります。
- 当サイトには、学校が提供する英語サポートの形式を把握することについての別の記事があります。
- 当サイトには、言語サポートがいつまで続くのか、終了の基準は何かを確認することについての別の記事があります。
- 当サイトには、子どものこの1年の英語の出発点がどこにあるかを先によく考えておくことについての別の記事があります。
- 当サイトには、保護者自身が受けられる言語面の支援を確認することについての別の記事があります。
- 当サイトには、家庭で母語を手放さないリズムをつくることについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、この用紙が手続きの中で果たす役割と、尋ねることのできる方向性です。この記事は、教育に関する法令や権利・義務の内容を説明するものではありません。どの子どもの言語レベルも評価せず、法的助言にもあたりません。実際の手続きと規定は、目的の学区の正式な説明が基準です。
ポイント
この用紙は振り分けの入口であり、あなたの回答によって、学校が続けてさらに詳しく把握しようとするかどうかが決まります。事実どおりに書くことは、選ぶ権利を手放すことではありません。その先のどの段階でも、尋ねることも話し合うこともできます。記入したあとは、この先何が起こるのか、どのくらいの期間がかかるのかを聞いておけます。