子どもが学校の外で少なくとも一つ、友だちとのつながりを持てるようにする
子どもには、学校ですでに言葉を交わしたクラスメートがいるかもしれません。しかしそれは「友だちがいる」こととはまだ距離があります。そして関係を校門の外へ広げる一歩には、渡米したばかりの子どもの場合、たいてい保護者の後押しが必要です。
なぜ学校の外への一歩が重要なのか
学校での関わりには枠組みがあります。席、グループ分け、休み時間は、どれも用意されたものです。その枠組みの外でも一緒にいたいと思うことこそが関係の証しであり、子ども自身もその違いを感じ取っています。
それに、学校の外の場では言葉の負担がずっと小さくなります。一緒にボールで遊ぶ、一緒にゲームをする、といったことなら、あまり話さなくても共通の体験ができます。英語がまだ初歩の段階にある子どもにとっては、教室の中より関係を築きやすい場です。
保護者が自分から動く必要がある部分
アメリカでは、年齢の低い子どもが学校の外で会うには、ほぼ必ず保護者が手配することになります。送り迎え、時間、場所が関わるからです。子どもだけでは約束できません。
ですから、保護者が動かなければ、たいてい何も起きません。この年齢の時期は、実際にそういう仕組みで動いています。
始め方
敷居は思っているより低く、ほとんどの保護者はこうした誘いに慣れています。
- まず子どもに聞く:クラスでよく話す子はいる?
- 送り迎えのときに、その子の保護者に目を留めて、あいさつする
- 最初の誘いは短くてよい:公園で一時間、または放課後の遊び場で
- 最初は保護者も一緒にその場にいてよく、そのほうが双方とも気楽です
- 相手から先に誘われたら、時間が少し不都合でも、できるだけ応じる
最初は長くしすぎない
一時間から二時間がたいていちょうどよい長さです。長すぎると、子ども(特に言葉にまだ慣れている途中の子ども)は疲れてしまい、疲れるともめごとが起きやすく、かえってよくない印象が残ります。
短くて楽しいほうが、長くて無理をするより二回目につながりやすくなります。そして関係が本当に始まるのは二回目です。
同じ言語を話す子どもだけに限らなくてよい
同じ言語を話す子どもとは関係を築きやすく、それはごく自然で、価値のあることでもあります。子どもがほっと一息つける場所だからです。
ただしそれだけだと、学校での日常は孤立したままです。ですから両方あるとよいでしょう。母語で話せる友だちと、学校で一緒にいる友だちです。この二つがもたらすものは違います。
自分にも少し余地を残す
このことの副産物として、保護者もほかの保護者と知り合うことになります。そしてそれは、あなた自身が新しい土地に根づくうえでも同じように大切です。送り迎えの助け合い、情報交換、そして単純に、尋ねられる相手がいるということです。
ですから、子どもの遊ぶ約束を手配するときは、ついでに相手の保護者と少し言葉を交わします。これは、渡米したばかりの家庭が地域とのつながりを築く最も自然な道の一つです。当サイトには、言葉に頼らずに参加できる活動に子どもを参加させることについての別の記事があります。当サイトには、学校の外のスポーツや習い事と、申し込む前に聞いておくいくつかのことについての別の記事があります。当サイトには、子どものクラスメートが家に来るときと、先に決めておくいくつかのことについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、自分で試せる方向性です。特定の活動や機関を推薦するものではなく、特定の子どもの状況を評価するものでもありません。
ポイント
学校で言葉を交わしたことと友だちがいることの間にはまだ距離があり、校門の外へ出る一歩には、渡米したばかりの子どもの場合、たいてい保護者の後押しが必要です。短くて、具体的にすることのある誘いを一度することから始めましょう。同じ言語を話す子どもだけに限らなくてかまいません。自分にも少し余地を残します。