学校が提供する英語サポートの形式を把握する
「学校で英語サポートを提供しています」という言葉が指す範囲はとても広いものです。同じ言葉でも、学校が違えばまったく別のやり方を指していることがあり、その違いは子どもの毎日の時間割にそのまま表れます。
「あるかどうか」だけでなく、まず形式を尋ねる
「英語サポートはありますか」と聞けば、たいてい「あります」という答えが返ってきます。それでも、実際に何が起こるのかは分からないままです。尋ねるべきなのは形式、つまり子どもの毎日の時間がどう組まれるのかです。
在籍クラスから取り出して別に授業をするやり方もあれば、在籍クラスの中で追加の支援を受けるやり方もあります。特定の教科で調整を行うやり方もあれば、いくつかを併用するやり方もあります。子どもの1日がどのようなものになるかへの影響は、やり方によって大きく違います。
尋ねるべき具体的な質問
「火曜日の朝、子どもはどこにいて、何をしているのか」という具体的なレベルまで質問を掘り下げて、初めて役に立つ答えが得られます。
- サポートの形式はどのようなものですか。子どもの毎日はどのように組まれますか。
- 取り出し授業の場合、在籍クラスのどの授業を受けられなくなりますか。どうやって補いますか。
- サポートの授業の人数はだいたい何人ですか。
- 担当の先生は専任ですか。
- 在籍クラスの担任の先生とは、どのように連携しますか。
- 保護者はどうやって進み具合を知ることができますか。どのくらいの頻度でフィードバックがありますか。
「何を受けられなくなるか」は最も聞くべき質問
子どもを在籍クラスから取り出すやり方の場合、その時間帯に在籍クラスで行われている授業が、子どもが受けられなくなる部分です。この点は誰も自分からは説明してくれないことが多いのですが、積み重なっていきます。
はっきり聞いたうえで、学校と組み方を話し合うことができます。たとえば、子どもにすでに基礎がある教科や、とくに興味を持っている教科を避けてもらう、といったことです。こうした調整が必ずできるとは限りませんが、尋ねなければ決して実現しません。
他人の経験を当てはめない
同郷のコミュニティでは、こうしたやり方についてさまざまな話が出回っています。しかし、学区ごとのやり方の差は大きく、リソースや人数に応じて調整もされます。ほかの学校のやり方は、あなたの学校も同じだという証明にはなりません。
ですから、情報は参考にしてかまいませんが、尋ねる相手はあなた自身の子どもの学校です。そして尋ねるときには、子どもの実際の状況をはっきり伝えてください。そうして初めて、実情に近い答えが得られます。
この件の前後にある記事
サポートの方法は、何もないところから決まるわけではありません。その前には1枚の用紙と1回の評価があり、その後には授業での実際の様子と終了の基準が続きます。
以下の各記事が、その前後の各段階にあたります。
- 当サイトには、その後の流れを左右する家庭言語調査票を事実どおりに記入することについての別の記事があります。
- 当サイトには、子どものこの1年の英語の出発点がどこにあるかを先によく考えておくことについての別の記事があります。
- 当サイトには、言語サポートがいつまで続くのか、終了の基準は何かを確認することについての別の記事があります。
- 当サイトには、成績だけでなく、子どもが授業に実際にどう参加しているかを確認することについての別の記事があります。
- 当サイトには、家庭で母語を手放さないリズムをつくることについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、尋ねることのできる方向性です。この記事は、どのサポートの形式も比較せず、評価せず、推奨しません。教育に関する法令や権利・義務の内容を説明するものでもありません。実際の配置は、あなたの学校と学区の正式な説明が基準です。
ポイント
「英語サポートを提供しています」は、学校が違えばまったく別のやり方を指していることがあり、その違いは子どもの毎日の時間割に表れます。形式、時間数、どこで受けるか、誰が教えるかを尋ねましょう。最も聞くべき質問は「これを受けている間、何を受けられなくなるか」です。他人の経験をそのまま当てはめることはできません。