子どもが家で学校での出来事を話したとき:まず書き留め、それから尋ねるかどうかを決める
当サイトには、子どもの適応の様子を、印象だけに頼らず書き留めることについての別の記事があります。当サイトには、問題が起きたときの正式な申し出ルートについての別の記事があります。渡米したばかりの家庭には、この点でもう一つ難しさがあります。あなたが聞く話は二つの層を通ってきています。子ども自身の理解と、子どもが第二言語で受け取った内容です。そのため、最初の反応としてすぐに学校へメールを書くと、まだ確認できていない話の上に立ってしまう可能性が高くなります。かといって何もしなければ、数週間後には細部を失ってしまいます。その中間に、一つのやり方があります。
まず最後まで聞く、誰が正しいかを先に尋ねない
「それからどうなったの」と尋ねるほうが、「その子はどうしてそんなことをしたの」と尋ねるよりも役に立ちます。後者は、子どもに「親は何を聞きたいのだろう」と推測させてしまうからです。あなたが欲しいのは、子どもが覚えている順番と細部であって、結論ではありません。
子どもの話がとても短くても、それは何もなかったという意味ではありません。まずは、今日はこの数言だけなのだと受け止めます。その後の数日で、付け足しが出てくるかもしれません。
その日のうちに四つを書き留める
いつ、どこで、ほかに誰がその場にいたか、そして子どもが使ったそのままの言葉。最初の三つは、後でどの立場の人からも尋ねられるものです。四つ目は、数日たつと自分自身の解釈で上書きされてしまいやすいものです。
そのままの言葉は特に重要です。子どもが使う言葉は、大人が理解する意味と違うことがあるからです。そのまま書き写し、「こういう意味だろう」とあなたが思う内容に言い換えないようにします。
言語のせいで、物事は深刻に見えることも、軽く見えることもある
子どもが聞いた言葉は誤解されているかもしれませんし、子どもがうまく言い表せない部分こそが要点なのかもしれません。この層は渡米直後の最初の一年に特に目立ちますが、子どもの話が本当ではないという意味ではありません。
当サイトには、子どものこの一年の英語のスタート地点がどこにあるのかをまずよく考えることについての別の記事があります。そのスタート地点を知っていれば、そのまま事実として扱ったり、そのまま誤解として扱ったりするのではなく、どの部分をもう一度確認する必要があるのかを判断しやすくなります。
三種類に分けてから、動くかどうかを決める
今日対応が必要なもの、あと数日様子を見る必要があるもの、そして子どもがただあなたに話しただけのもの。多くは三つ目にあたります。それを一つ目として扱うと、子どもは次から話さなくなります。
一つ目かどうかの基準は「今日やらなければ何を失うか」です。たとえば期限のある通知や、学校側の当日の記録が必要な場合です。
学校に尋ねるとき、持っていくのは記録であって結論ではない
切り出し方は「一つ確認したいことがあります」であって、「うちの子がこう言っています」ではありません。前者なら、あなたが持っていない残り半分を相手が補う余地が残ります。後者では、会話は最初の一言から二つの話の突き合わせになってしまいます。
当サイトには、問題が起きたときの正式な申し出ルートを、まだ問題が起きていないうちに知っておくことについての別の記事があります。当サイトには、学校のほうから連絡が来たときに、返信する前に分かっている事実を数行にまとめることについての別の記事があります。方向は逆ですが、やり方は同じです。
同じ種類のことが続けて起きるなら、それは別の話
一度きりでは通常、何も読み取れません。数週間続く同じ種類の出来事こそが、話し合いの場に出せるものです。先ほどの四つを毎回書き留めるのもそのためで、「続いている」ことが見えるようにするためです。
当サイトには、子どもの適応の様子を、印象だけに頼らず書き留めることについての別の記事があります。その記事では、波があるのは普通で、大事なのは方向だとしています。この記事の記録もその同じ記録に入れ、別の場所を新しく作らないようにします。当サイトには、ほかの保護者があなたの子どもに関することを話しに来たとき、まず相手が何を求めているのかを見分けることについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事が扱うのは、自分でできる記録の仕方と窓口の選び方です。どのような状況についても判断せず、どの学校、先生、子どもについても評価せず、どの学校の対応手続きや規則についても述べず、子育て・心理・教育に関する助言も提供しません。
専門的な支援が必要だと判断した場合は、学校の関係部署または資格のある専門家に連絡してください。
ポイント
まず最後まで聞き、「その子はどうしてそんなことをしたの」ではなく「それからどうなったの」と尋ねます。その日のうちに四つを書き留めます。いつ、どこで、ほかに誰がいたか、子どもが使ったそのままの言葉。そのままの言葉は書き写し、あなたが思う意味に言い換えません。言語の層のせいで物事は深刻に見えることも軽く見えることもありますが、子どもの話が本当ではないという意味ではありません。今日対応が必要なもの、様子を見る必要があるもの、ただ話しただけのものの三種類に分けます。多くは三つ目です。学校に尋ねるときの切り出しは「一つ確認したいことがあります」で、持っていくのは記録であって結論ではありません。同じ種類のことが続けて起きて初めて、話し合いの場に出せるものになります。