賃貸契約を1条ずつ読み通す:とくに中途解約と敷金の返還
賃貸契約は通常とても長く、しかも、いちばん疲れていて、早く住まいを決めてしまいたいときに手渡されます。けれども、その契約が及ぶ期間は長く、中でもいちばん高くつくいくつかの条項は、あなたが目を向ける場所にはないことが少なくありません。
家賃と期間だけを見てはいけない理由
家賃と期間はいちばん目立つ2つの項目で、通常はすでに話がついているものでもあります。実際に想定外の出費を生むのは、署名するときには使うことになると想像もしなかった条項です。
そして留学生は、そのうちのいくつかをとくに使うことになりがちです。中途解約(学期が終わる、学校を移る、あるいは計画が変わるため)、転貸(夏休みに不在にする数か月)、敷金(デポジット)の返還(退去するとき)。この数条は、一語ずつ読む価値があります。
いちばん問題が起きやすい条項
署名の前に、これらの条項がどこにあるかをまず見つけ、自分が理解できているかを確かめてください。理解できなければ尋ね、標準的な書き方だろうと思い込まないでください。
- 中途解約:何を支払う必要があるのか。どれくらい前に通知する必要があるのか。代わりの方法(引き継ぐ人を見つける)はあるのか。
- 敷金(デポジット):どんな場合に差し引かれるのか。返還の期限と方法はどうなっているのか。
- 自動更新:期間が満了すると自動で延長されるのか、自動で終了するのか。いつまでに意思を伝える必要があるのか。
- 転貸と来客:夏休みに不在のあいだ、転貸できるのか。長期の来客に制限はあるのか。
- 修繕の責任:どれが大家の負担で、どれがあなたの負担なのか。どうやって連絡するのか。
- 費用の負担:水道・電気・ガス・インターネット、ごみ、共益費は、それぞれ誰が支払うのか。
口頭で言われたことは数に入らない
内見のとき、大家や仲介業者が口頭で条件を付け加えることがよくあります。「夏休みは転貸していいですよ」「敷金は必ず全額返します」「あそこはあとで直します」。こうしたことは、賃貸契約に書き込まれていなければ、あとになって主張するのがとても難しくなります。
やり方は単純です。気になる口頭の約束はどれも、賃貸契約に書き込んでもらうか、少なくとも書面のやり取り(email、メッセージ)を残してください。これは記憶を記録に変えることであり、相手を信頼しているかどうかとは関係ありません。
理解できないときに誰に相談するか
賃貸契約の用語は日常の英語とかなり隔たりがあり、しかも州ごとに決まりが違います。理解できないからといって、あなたの英語力が低いということではありません。
ほとんどの学校には学生向けの法律サービスや住居相談があり、学生の賃貸契約を見てくれます。通常は無料です。署名の前に一度見てもらう手間は、あとになって条項が不利だと気づく代償よりはるかに小さいものです。
署名の前に一晩置く
内見のその場では、プレッシャーを感じることがよくあります。「ほかにも見ている人がいます」「今日署名すれば特典があります」。そのプレッシャーは現実のものですが、署名するのは1年分の契約です。
事情が許すなら、賃貸契約を持ち帰って一晩読んでから署名してください。理解できないところを書き出し、翌日はっきり尋ねます。本当に人気の高い物件は待ってくれないかもしれませんが、少なくとも、自分がどんな状況でその取捨選択をしているのかはわかっているべきです。
賃貸契約については、賃貸サイトにまとまった一連の記事がある
この記事の要点は、1条ずつ読み通すこと、とくに中途解約と敷金です。そしてこれらの条項には、実際に事が起きたときの対処の仕方がそれぞれにあり、それは別のサイトに書かれています。
以下の各記事は賃貸サイトにあり、この記事のあとに続くものです。
- 当サイト(賃貸サイト)には、賃貸契約の中でいちばん高くつくいくつかの条項を、署名の前に必ず理解しておくことについての別の記事があります。
- 当サイト(賃貸サイト)には、予定より早く退去しなければならないときは、まず賃貸契約を確認することについての別の記事があります。
- 当サイト(賃貸サイト)には、敷金をどうすれば取り戻せるか、入居したその日からしておくべきことについての別の記事があります。
- 当サイトには、入居当日に、もとからある損傷を1か所残らず撮影することについての別の記事があります。
- ルームメイトがいる場合、当サイトには、費用・来客・掃除についてはっきり話し合い、書き残すことについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事が提供するのは、賃貸契約を読むときの注意の方向性と、尋ね方の提案です。条項の法的効力を説明するものではなく、法律上の助言にもあたりません。賃貸に関する決まりは州ごとに違うので、具体的な問題は、学校の学生向け法律サービスか、資格のある専門家に相談してください。
ポイント
賃貸契約が及ぶ期間は長く、いちばん高くつくいくつかの条項は、あなたが目を向ける場所にはないことが少なくありません。中途解約と敷金の返還の2か所は、一語ずつ読みましょう。口頭で言われたことは数に入らないので、契約に書き込んでもらいます。署名の前に一晩置き、理解できなければ誰かに見てもらいましょう。