母国の電話番号は急いで解約しない:銀行の認証コードがひも付いているかもしれない
電話番号の難しさは、それが同時に2つのものであることにあります。日常の通信手段であり、多数のアカウントの本人確認の経路でもあります。前者は変えられますが、後者は変えたいと思ってすぐ変えられるものではありません。
まず、その番号に何がひも付いているかを洗い出す
何かに手を付ける前に、「母国の電話番号で認証コードを受け取っている」サービスを書き出します。多くの人は、思っていたより多いことに気づきます。
- 母国の銀行とモバイル決済
- 政府や税務関連のオンラインサービス
- メールとクラウドのアカウントの2段階認証
- SNS のアカウント
- サブスクリプションとネット通販のサービス
順序:先に認証方法を変え、電話番号はその後
正しい順序は、認証の経路を1つずつ変更し、新しい方法が使えることを確認してから、電話番号そのものに手を付けることです。逆にすると、「認証方法を変えたいのに、変更の手続きにすでに止めた番号が必要」という行き詰まりが起こります。
認証アプリやバックアップコードに変更できるものは、優先して変更します。SMS しか使えないものがあるなら、電話番号を残すことを考える必要があります。
母国の電話番号を残すいくつかの方法
洗い出した結果、SMS しか使えないサービスがあると分かったら、番号を残すことは選択肢ではなく必須です。国や通信会社によってやり方が違うので、出発前に通信会社へ直接確認する価値があります。
- 長期間利用を休止しつつ番号を保持できるプランがあるか、海外で SMS を受信できるかを尋ねる
- 保持期間中の費用と最長期間を確認する
- 後で利用を再開または終了するとき、海外から手続きできるかを確認する
到着当日にネットが使えるようにする
到着当日にネットがないと、止まるのは連絡だけではありません。配車、住所の検索、地図の確認、出迎えや滞在先への連絡、どれも接続が必要です。
ですからアメリカ側のプランは、到着してから契約するつもりでいるのではなく、出発前に用意しておくべきです。到着後に電話番号を契約するには通常住所が必要ですが、その住所がまだないかもしれません。当サイトには、母国の番号を受け付けないシステムが多いため、アメリカの電話番号を1つ作ることについての別の記事があります。
- 出発前に、到着当日に使えるネット接続の手段を1つ用意しておく
- それが、着陸する空港のある地域で使えることを確認する
- 滞在先の住所と連絡先を、オフラインで読める形で先に保存しておく
両方の番号がある数か月間は、進捗表を用意する
切り替えは1日では終わらず、何か月もかかります。その間に、どれを変更済みなのか忘れてしまいます。表を1つ作り、サービスごとに1行、3つの状態のどれかを付けます。アメリカの番号に変更済み、まだ母国の番号、両方あり。
1つ変更するごとに1つ消していきます。この表が本当に役立つのは、母国の電話番号を解約するその日です。まだ手を付けていないものがどれなのかを正確に把握でき、解約してから1つずつ気づくということがなくなります。
当サイトには、母国の番号を受け付けないシステムが多いため、アメリカの電話番号を1つ作ることについての別の記事があります。2つの番号には重なる期間があり、その期間こそ、認証の経路を移し替える時期です。
この記事の範囲
この記事で扱っているのは、事前に確認できる順序です。いずれの通信会社や金融機関の実際の規定を述べるものではなく、いずれの方法の安全性を判断するものでもありません。
認証方法と電話番号の解約による影響は、それぞれの機関に直接確認してください。
ポイント
電話番号は通信手段であると同時に、多数のアカウントの認証経路でもあり、後者は変えたいと思ってすぐ変えられるものではありません。まずその番号に何がひも付いているかを洗い出し、認証方法を変更してから電話番号そのものに手を付けます。到着当日にネットが使えることは、それとは別の話です。