米国の銀行口座を開く:学校からのお金はここに振り込まれ、母国の口座は通常受け付けられない
この手続きは「生活を便利にするもの」に分類されがちですが、実際には必要条件に近いものです。学校からあなたへお金が流れる経路は、ほとんどの場合、米国の口座にしか対応していないからです。
母国の口座では足りない理由
学校の支払いシステムは、たいてい米国内の口座に振り込む前提で設計されています。海外送金の選択肢があるとは限らず、あったとしても、手数料と着金までの時間が割に合いません。
しかも、お金を受け取る場面は思っているより多くあります。授業料を払いすぎた分の返金、奨学金や助成金、学内の仕事の給与、寮のデポジットの返還などです。どれも「あとで考えればいい」で済むものではありません。
通常準備しておくもの
銀行によって求められるものは違い、留学生に対する決まりも一様ではありません。出発前に完全に確かめることはできませんが、よく求められるものは先に用意しておけます。
- パスポート
- 入学に関する書類
- 米国の住所証明
- 学生証(すでに受け取っている場合)
- 米国の電話番号
順番の上での依存関係
リストを見るとわかるとおり、口座開設は実はいくつもの手続きのあとに来ます。住所が必要で、学生証もあったほうがよく、通常は米国の電話番号も必要です。
ですから、住まい、到着時の登録手続き、電話番号がすべて片づいたあとに組み込むのが向いています。無理に前倒しすると、たいていは書類不足で無駄足になります。
開設したあとにも空白期間がある
口座が開通しても、すぐに使えるとは限りません。実物のデビットカードは通常郵送で届き、数日かかります。カードが手元に届くまでは、現金の引き出しもカード払いも不便です。
当サイトには、最初の1か月分の現金と2種類以上の支払い手段を準備することについての別の記事があります。その空白期間は、出費がもっとも集中する時期にちょうど重なります。
選ぶときに尋ねておけること
最良のものを追い求める必要はありませんが、日常に影響するので、先に確認しておく価値のあることがいくつかあります。
- 学生向けに月額手数料が無料になるプランはありますか。条件は何ですか。
- キャンパスの近くに支店や手数料無料のATMはありますか。
- 母国から送金してもらうときの費用と流れはどうなっていますか。
- 口座残高が不足したときの手数料のルールはどうなっていますか。
開設した当日に、学校のシステムへ入力し直す欄がもう1つある
口座を開いたからといって、お金が自動的に流れてくるわけではありません。学校側には通常、振込先の情報を入力する欄があり、その欄の形式は小切手に書かれているものと同じとは限りません。預け入れ用の番号と送金用の番号が、別々の2組になっていることがあります。
ですから、支店を出る前にひとこと尋ねてください。「学校のシステムに入力するのは、どの番号ですか」。書いてもらうか、証明書をそのまま1部印刷してもらいましょう。この一歩を省くと、返金や給与はシステムの中で止まったままになり、届いていないと気づくまであなたにはわかりません。
- 学校からの振込に使うのがどの番号なのかをはっきり尋ね、書面か印刷したものを受け取る
- その日のうちに学校のシステムへ入力し、次に思い出すときまで待たない
- 2組の番号は分けて保管し、カードと同じ場所には置かない
- 当サイト(お金のサイト)には、海外送金ではまずコストがどこにあるのかを見きわめることについての別の記事があります。
- 当サイト(お金のサイト)には、最初の取引明細書でまず見るべきなのは残高ではないことについての別の記事があります。
- 当サイト(お金のサイト)には、口座に発生しうる手数料の名目と、その確かめ方についての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、口座開設の前に確かめておくべきことと、準備しておく書類です。特定の金融機関や口座の種類を推薦するものではなく、手数料や条件を挙げることもしません。誰かが口座開設の資格を満たすかどうかを判断するものでもなく、財務上の助言にもあたりません。実際に求められる内容は、その金融機関の正式な説明が基準です。
ポイント
学校からあなたへお金が流れる経路は、ほとんどの場合、米国の口座にしか対応していないので、この手続きは必要条件に近いものです。持っていく書類と順番の上での依存関係を、先に確かめておきましょう。開設したあとにも、カードがまだ届かない空白期間があります。