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親は日本へ帰国、子どもはアメリカに残って UC へ:市民なら州内学費を維持、H-4 はたいてい州外学費

最終更新

結果は子ども本人の資格で決まります。子どもがアメリカ市民かグリーンカード保持者の場合、親が引っ越す前にカリフォルニア州の居住者で、子どもがカリフォルニア州に残って1年以内にフルタイムで入学すれば、UC の2026–27年の居住者ポリシーにより州内学費を維持できます。子どもが H-4 の場合、資格は H-1B の親に付いているので、親がアメリカを離れると子どもはたいてい F-1 などの学生の資格に切り替えることになります。F-1 では UC で居住者の資格を作れないため、学費は州外の扱いになります。

まず、子どもがどの資格なのかを分ける

  • 子どもがアメリカ市民かグリーンカード保持者:親が離れても資格は変わらない。考えるべきは学費の居住者の資格と FAFSA。
  • 子どもが H-4、L-2 などの家族の資格:親の資格が終わるか、親がアメリカを離れると、子どもの家族としての資格も影響を受け、学費の居住者の資格も変わる。
  • 子どもが F-1:もともと UC で居住者の資格を作れないので、親が引っ越しても学費の結果は変わらない。

市民かグリーンカードの子ども:UC の「親がカリフォルニア州を離れる」規定

UC の居住者ポリシー(UC Residence Policy and Guidelines 2026–27)には、未成年の子どもを残して親が引っ越す場合を扱う規定があります(Parents of Minor Who Moves from California)。条件を満たせば、子どもは居住者の資格を保つことができ、経済的に自立していることを証明する必要もありません。

  • 親は引っ越す直前の時点で、UC のカリフォルニア州居住者の資格を満たしていなければならない。
  • 子どもはカリフォルニア州に残り、親がよそで新しい住所を定めてから1年以内に、大学やカレッジにフルタイムで入学する。
  • 短期間離れる場合を除き、子どもは UC に入るまでずっとカリフォルニア州に住んでいなければならない。
  • その後もフルタイムで在学し続けることで、居住者の資格が続く。複数の学校に通った場合は、途切れずにフルタイムでなければならない。
  • 子どもがカリフォルニア州で18歳になり、その時点で親がカリフォルニア州の居住者で、そのあと親が引っ越し、子どもがカリフォルニア州に住み続ける場合:これは別の規定で、子どもは独立した学生と認められ、自分で居住者の条件を満たすことができる。

H-4 の子ども:親が離れると、家族としての資格も影響を受ける

移民・関税執行局(ICE)の学生ビザの説明には、家族の資格を持つ人は学業を終えるために主たる申請者の許可期間を超えて滞在することはできず、家族の資格を持つ子どもの多くは21歳で資格を失うので、勉強を続けるには F-1 か M-1 に切り替える必要があると書かれています。親が予定より早くアメリカを離れる場合も、子どもは同じ問題に直面し、それが早まるだけです。

UC のビザ対照表では、H-1B の H-4 の子どもは居住者の資格を作れますが、F-1、F-2、J-1、J-2 は作れません。UC のポリシーには、対象となるビザから対象外のビザに切り替えると、次の学期から非居住者になり、学生は自分から届け出なければならないとも書かれています。

UC には在学中の学生向けの例外があります(CSPA and Aged-Out Visas for Continuing Students)。子どもが年齢のために家族のビザを失い、対象外のビザに切り替えた場合でも、以前に UC の居住者と認められていて、同じ学位課程に在籍し続け、ほかの居住者の条件(親に関する部分も含む)もすべて満たしていれば、非居住者追加授業料(NRST)が免除されることがあります。自分で学校に申請する必要があり、さかのぼっては適用されません。この規定が書いているのは年齢による資格の喪失なので、親がアメリカを離れる場合にも当てはまるかどうかは、学校の residence deputy(居住者の資格の審査担当者)に聞いてください。

  • 親が離れる前に、子どもが F-1 に切り替えるか、いつ切り替えるか、アメリカに残れるかどうかを移民弁護士に相談する。親が出国してから対応するのでは遅い。
  • F-1 に切り替えると、学費は州外の扱いになる。UC に2026–27年に入学する学部生の場合、非居住者追加授業料(NRST)は年39,270ドルで、州内の学生の授業料と諸費用に上乗せされる。
  • AB 540(カリフォルニア州の高校に3年通った人の学費免除)はすべての非移民ビザを対象外にしており、H-4 も F-1 もこの道は使えない。

親が海外にいても FAFSA を出す必要があるか

連邦の学生援助を受けられるのは、アメリカ市民か対象となる非市民(グリーンカード保持者など)だけです。H-4、F-1 の学生は対象外で、FAFSA は役に立ちません。学校独自の奨学金は別に問い合わせてください。

市民かグリーンカードの子ども:FAFSA で扶養されている学生か独立した学生かは、フォームの扶養に関する質問で判断します。親が海外にいる場合の扱いは、まず学校の学生援助の窓口(financial aid office)に聞いてください。扶養されている学生は親の情報を記入します。なお、UC の居住者ポリシーには独自の独立した学生の条件があり、たとえば2026–27学年度では2002年12月31日以前に生まれた人、結婚している人、自分が養っている家族がいる人、退役軍人、学校の学生援助の窓口に独立した学生と認められた人などです。

親に SSN がなく日本にいる場合:親が自分で StudentAid.gov のアカウントを作って記入できます。税務の情報は手で入力する必要があるかもしれず、外貨は自分でドルに換算します。詳しくは、親に SSN がない場合の FAFSA の記入を扱った当サイトの記事を見てください。

親が離れる前にしておくこと

  • 子どもの資格を確認する:市民、グリーンカード、H-4、それとも F-1 か。
  • H-4 の子ども:親が離れる前に移民弁護士に相談し、資格を切り替える時期を決めておく。
  • 市民かグリーンカードの子ども:親が引っ越す前にカリフォルニア州の居住者だったことを示す証拠を残す(UC が見る公的な証拠には、カリフォルニア州の運転免許証、有権者登録、カリフォルニア州の車両登録、カリフォルニア州居住者としての州税の申告書などがある)。子どもがカリフォルニア州に住み続けている記録も残す。
  • 学校の residence deputy に、子どもの場合はどの規定が当てはまるか、どんな書類をいつ出すかを聞く。
  • 医療と緊急連絡:子どもが18歳になったあと、学校や病院が親からの問い合わせをどう扱うかは、子どもが18歳になるときを扱った当サイトの記事を見る。医療の委任状などの書類を作るべきかは弁護士に聞く。
  • 健康保険:親の勤務先の保険が退職後どうなるか、学校に学生保険があるかを、勤務先の人事と学校に聞く。

よくある質問

  • Q:子どもはアメリカ市民です。親が日本に帰ったあとも州内学費を払えますか。A:払えます。条件は、親が引っ越す前にカリフォルニア州の居住者だったこと、子どもがカリフォルニア州に残り、親がよそで新しい住所を定めてから1年以内にフルタイムで入学し、その後もフルタイムで在学し続けることです。
  • Q:H-4 の子どもは AB 540 で州内学費を払えますか。A:払えません。AB 540 はすべての非移民ビザを対象外にしており、H-4 も F-1 もこの道は使えません。
  • Q:F-1 に切り替えると学費はどれくらい違いますか。A:UC に2026–27年に入学する学部生の場合、非居住者追加授業料は年39,270ドルで、州内の学生の授業料と諸費用に上乗せされます。
  • Q:H-4 の子どもは連邦の学生援助を受けられますか。A:受けられません。受けられるのはアメリカ市民か対象となる非市民だけです。学校独自の奨学金は別に問い合わせてください。

この記事の範囲

この記事の情報は2026年10月時点のものです。カリフォルニア州の UC の2026–27年の居住者ポリシーを例にしています。ほかの州(およびカリフォルニア州立大学、コミュニティカレッジ)の規定は違うので、各校の居住者の資格の審査部門の判断を基準にしてください。子どものビザ、アメリカに残れるかどうか、いつ資格を切り替えるかは移民の問題なので、移民弁護士に相談してください。この記事は法律や移民に関する助言ではありません。

出典

規則は変わることがあります。以下はこの記事の執筆時に確認した公式・一次情報です。実際の扱いは学校・学区・所管機関の最新の案内に従ってください。

ポイント

市民の子どもは条件を満たせば UC の州内学費を維持できます。H-4 の子どもは、親が離れる前に移民弁護士に相談し、資格の切り替えを段取りしておきます。

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